〈赤い鳥〉から始まった童謡の歴史
童謡誕生100年記念誌「明日へ」

(A4判、並製、330ページ)
編集・発行 日本童謡協会
発売 株式会社銀の鈴社
定価 3,000円(税別)
発行 2018年3月

<※おかげさまで完売いたしました。>

鈴木三重吉による児童文芸誌「赤い鳥」は2018年(平成30年)の7月1日に、刊行からちょうど100年目をむかえました。この「赤い鳥」の童謡運動は、有能な児童文学者・詩人・作曲家たちの協力を得て、1936年(昭和11年)8月1日まで、19年間も発行し続けられました。「赤い鳥」から生まれた童謡は、その後の時代に大きな影響を及ぼし、今や世界に誇る日本の大切な文化所産になっています。
日本童謡協会では童謡誕生100年を記念して、童謡誕生100年記念誌「明日へ」を発行致しました。

本書は、3章から構成されています。第1章は、童謡詩人・作曲家・評論家・メディア業界等の各分野専門の執筆陣による、童謡の誕生からその後の推移を概説します。第2章は、日本童謡協会の歴史と主な活動、また、童謡協会で活躍された諸先輩方の人物像(エッセイ)、歌手のみなさんによる座談会等盛りだくさんの内容となっています。第3章は、日本童謡協会の過去のデータをテーマ別に分類し記載しています。

内容Contents
第1章 童謡誕生100年の歩み
童謡誕生から100年の歩み……………畑中圭一
童謡に至る唱歌誕生の背景とその歩み……………安田 寛
音楽から見た大正期童謡運動……………小島美子
戦後童謡について―その70年の流れと想い……………こわせ・たまみ
幼児教育と子どもの歌……………早川史郎
元童謡ディレクターの呟き~私の童謡回顧録外伝~……………長田暁二
金子みすゞの甦りと波紋……………矢崎節夫
まど・みちお童謡―自分の中のみんなが創る世界―……………谷 悦子
(季刊どうよう24号より転載)
盲蛇的「ろばの会」論(日本童謡季刊第2号より転載)……………阪田寛夫
童謡詩人サトウハチロー(1)(詩と童謡1974・4より転載)……………藤田圭雄

寄稿エッセイ
阿川佐和子(作家・エッセイスト)  猪瀬直樹(作家)  北大路欣也(俳優・再掲載)  森繁久彌(俳優・再掲載) 森下洋子(バレリーナ) 片岡孝太郎(歌舞伎役者)
湯山玲子(著述家・プロデューサー)

【座談会】童謡とともに
大中恩  こわせ・たまみ  眞理ヨシコ  司会:湯山 昭

年表
「赤い鳥」から始まった童謡の歴史

第2章 日本童謡協会の歩み
日本童謡協会設立から現在まで
童謡協会を担った人々 ([ ]内は執筆者)
●磯部俶[渡部千津子] ●伊藤翁介[伊藤幹翁] ●おうちやすゆき[こわせ・たまみ] ●大村主計[高野喜子] ●小黒恵子[大竹典子] ●小林純一[小池知子] ●サトウハチロー[宮中雲子] ●坂口 淳[佐藤雅子] ●阪田寛夫[内藤啓子] ●薩摩 忠[こやま峰子] ●清水たみ子[武鹿悦子] ●関根榮一[宮田滋子] ●鶴岡千代子[佐藤雅子] ●中田一次[中田基彦] ●中田喜直[こわせ・たまみ] ●藤田圭雄[尾上尚子] ●宮澤章二[三枝ますみ] ●やなせたかし[上 明子] ●山崎八郎[佐藤亘宏] ●夢 虹二[柏木隆雄] ●若松正司[山岡その子] ●渡辺浦人[山内弘子]

●童謡祭の歩み  ●こどものコーラス展 ●各地の童謡普及活動(全国童謡歌唱コンクール、三木露風賞 新しい童謡コンクール、ひろの童謡まつり)
●童謡協会会員のエッセイ

【座談会】童謡を歌い続けて
稲村なおこ 大和田りつこ 岡崎裕美 川口京子 たいらいさお 渡辺かおり
司会:三平典子

第3章日本童謡協会データ集
●日本童謡賞・童謡文化賞・サトウハチロー賞受賞者一覧 ●「童謡祭」演奏作品一覧
●「こどものコーラス展」演奏作品一覧 他

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